厚生労働省のがんに関する調査によると、
がんの死亡者の半数以上は消化器系のがんによるものとされており、年間約5万人が胃がんで命を落としています。日本人は欧米人に比べて胃炎や胃がんの疾患が多い傾向にあり、
慢性胃炎は胃がんと深い関係があるという報告もされています。
胃がんの発生率は年齢と共に高まりますので、40歳以上の方、特にご家族や近親者の方でがんになられた人がいらっしゃる場合は、積極的に胃の内視鏡検査を受けることをお勧めします。
胃もたれなどの症状がなくても、検査を行ってみると、胃がんを早期発見できるケースがあります。この場合、組織のサンプルを取り、生体検査に回すことでより正確な診断を行い、早急な治療へと継ぐことが出来ます。早期胃がんの状態で発見できれば、手術による治癒率は90パーセントを超えると言われています。いかに早期発見が重要なのか、お分かりいただけるのではないでしょうか。
また当院では、ピロリ菌検査、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の検査も可能です。ご自分の健康を守るため、1年に1回は、内視鏡での胃のチェックをお勧めします。